アメリカンと呼ばれるバイクのスタイルを代表するハーレーダビッドソン。
アメリカンのように大陸をゆったりと走るためのデザインと、オフロードのような激しいスポーティーなスタイルとはちょっと結びつきにくいかもしれません。
アメリカではモトクロスやエンデューロ、ヒルクライムと呼ばれる競技ではハーレーのエンジンを搭載するマシンが少なからず登場します。競技で使用されるマシンはスポーツスター搭載の”エボリューション”を大型オフロードバイクのフレームに乗せたマシンが使用されています。他のエンジンに比べると”エボリューション”は軽量なので最適な選択だと言えるでしょう。
アメリカンに乗る格好といえば、革ジャンに半キャップやオープンフェイスのヘルメットをかぶっている人が多いように思います。しかし、ハーレーでオフロードを行っている人たちは、専用のフルフェースやオープンフェイスにチンガードを取り付けたヘルメットをかぶり、身体にはプロテクターを付け、専用ブーツを履くという、通常のオフローダーと装備が変わることはありません。
また、ビューエルというハーレーからスピンアウトした会社は、ハーレーからエンジンの供給を受け、スポーツスタイルのバイクを生産していました。オフロードでもオンロードでも乗れるようなスタイルなので、こちらの方であればフルフェイスのヘルメットに革ツナギといったレーサーのような格好もまた似合います。